医療用のレーザー脱毛機器を使用し、黒い色のみに反応する特殊なレーザー光を照射し、肌にダメージを与えることなく脱毛させる方法です。
このレーザー脱毛機器はもともと、シミやホクロ・アザの治療に使用されているものです。
エステと比べると、強い出力でのレーザー照射が可能なため個人差はありますが、医療機関のほうが脱毛効果は高いと言われています。
また、医療機関での脱毛は専門知識を持ったドクターが診断する医療行為だということです。 高い出力でのレーザー照射は火傷を起こすリスクを伴います。 しかし、専門知識を持った医師が診断し、個人に合った適切なレーザーのレベル設定をすることで、そのリスクを回避することができます。
医療レーザー脱毛は、レーザーが特定の色に反応するという特徴を利用した施術方法です。脱毛専用のレーザーを肌に向けて照射すると、皮下3~4㎜程度にある毛根(毛の根元部分)のメラニンがその光を吸収します。光を吸収すると、そこから熱が発せられ、毛乳頭(毛を作り出す部分)を破壊します。毛乳頭を破壊することで、毛が生えてこないようにするのです。
周辺の皮膚には反応しませんが、毛根が火傷する状態なので多少の痛みはあります。個人差はありますが、毛根が太い部位ほど痛みは強く、輪ゴムでパチンとはじいたような感じです。
レーザーといえども一回の照射だけで全ての毛は処理できません。それは毛が生えるサイクルにより、レーザーが反応しない時期があるからです。
医療レーザー脱毛
毛周期とは、毛が生え変わるサイクルのことです。 成長期1→成長期2→退行期→休止期を繰り返しています。
最も脱毛に適しているのは、毛が最も太くて長い成長期2です。しかし、成長期2の毛は、部位にもよって異なりますが毛周期全体の20~40%しかないと言われています。退行期や休止期であった毛は治療を受けた際の反応が鈍いため、脱毛されずに残ってしまいます。
毛には毛周期があるため、期間をおいて複数回の脱毛施術を行う必要があります。